ジャン・カルヴァン『キリスト教信仰の基礎体系』
聖書的教えの包括的解説 現代信徒が読むための、わかりやすい日本語訳
ジャン・カルヴァンの『キリスト教綱要(Institutes of the Christian Religion)』は、私たちプロテスタントの信仰と神学の基礎を形づくる最も重要な著作の一つです。その内容は深く豊かですが、古典ゆえの難解さもあり、特に現代の一般信徒の方々にとって、残念ながら敷居の高い書物となってしまっています。
「キリスト教信仰の基礎体系」は、この偉大な古典を、一人でも多くの信徒の方々が心おきなく読み進められるよう、できる限り分かりやすく、読みやすい現代の日本語で翻訳することを目指します。
本翻訳は、ジャン・カルヴァンの原典「Institutes of the Christian Religion」(ラテン語1559年版/フランス語1560年版)を底本とし、AI(人工知能)を翻訳の補助ツールとして活用いたします。その上で、訳者自身がすべての文脈を精査し、現代の信仰生活に役立つ表現へと加筆・修正を施しています。
なお、本訳の第一義は、あくまで「現代の一般信徒が読みやすい」ことにあります。学術的な厳密さや細部にわたる厳密な神学的議論を追求される際には、既存の優れた学術訳をご参照ください。
カルヴァンが聖書から示した「信仰の全体像」と「神の恵みの奥深さ」を、この翻訳を通して、共に読み、深く考え、信仰の糧として味わう助けとなれば幸いです。
献辞(Epistle to the King of France)
— フランス国王フランソワ1世への弁明文
フランス国王フランソワ一世への献辞1
フランス国王フランソワ一世への献辞2
フランス国王フランソワ一世への献辞3
概要(全4巻のテーマと構成)
第1巻:創造主なる神についての知識
主題: 神の存在、聖書、三位一体、創造、神の摂理
概要: 自然や人間の良心、そして特に「聖書」を通じて示される、世界と人間の創造主としての神についての認識を扱います。
第2巻:キリストにあって救い主として現れた救い主なる神についての知識
主題: 人間の堕落と原罪、律法、旧約と新約の関係、キリストの受肉と救い主としての職務(預言者・王・祭司の三職)
概要: アダムの堕落によって罪に陥った人間が、どのようにキリストのあがないによって神との和解へと導かれるかを論じます。
第3巻:キリストの恵みを受ける方法、ならびにそれから生じる果実と結果
主題: 聖霊の働き、信仰、悔い改め、キリスト者の生涯、預定論(選ばれた者と棄てられた者)、最後の復活
概要: 聖霊の働きによって私たちがキリストと結ばれ、その救いの恵みを受け取るプロセス(義認・成聖・信仰の生活・預定)を説明します。
第4巻:神が私たちをキリストの交わりへと招き、引き止めるための外部的手段
主題: 教会(その組織・権能)、礼典(洗面と聖餐)、世俗の政府(国家と統治者)
概要: 信仰者を養い守るために神が設けた外部的な組織や手段である「教会」と「世俗の政府・法律」の役割について述べています。
